家入一馬を知る編集部オススメの一冊

- こんな僕でも社長になれた
- 貧乏、登校拒否、ひきこもり、両親の離婚、月収6万円で新聞配 達......そんな僕が社長になった。 サービス開始以来50万人が利用した、No.1レンタルサーバー「ロリポップ!レン タルサーバー」を世に送り出し、「ナナロク世代」の旗手としてIT業界を牽引す る、株式会社paperboy&co.社長・家入一真がその半生を余すところなく綴りまし た。 自宅の押入れを改造した部屋にひきこもり続けていた少年が、どうして年商 13億円のIT…
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はじめに
家入一真氏はシリアルアントレプレナー(連続起業家)であり、現在でも複数の企業の代表を務めています。実業においては最年少でJASDAQに上場した経営者です。
一方で投資家としての側面や一時は「インターネッ党」で政治活動もしていました。
また「リバ邸」という現代の駆け込み寺をコンセプトとしてシェアハウスの発起人でもあります。
実業家でありながら、社会活動にも一石を投じている、インターネット業界では知らない人はいない人物です。
偉人名の経歴や生い立ち
1978年に福岡県で生まれます。
現在は様々な活動をされており、社会的成功を治めていますが、そこまでは波乱万丈でネガティブなことも多い人生でした。
学生時代
家入氏は高校時代にいじめに遭い、ひきこもりになってしまいます。その後、高校は中退して、芸大を目指して勉強をしていました。
しかし、センター試験に申し込み忘れたり、試験日に寝坊をしたりと、散々な失敗をしてしまいます。
その後、家庭の事情から就職をせざる得ない状況となり、目標だった芸大への進学はかないませんでした。
学生時代はなかなかうまくいかないかった時代でありました。
就職と退職
その後、20歳の頃、家入氏ははじめ小さなデザイン会社へ入社をします。
しかし、なかなか周囲とコミュニケーションが取れず、何度も無断欠席をしてはクビとなることを繰り返していたようです。
遅刻しそうになると会社へ連絡ができず、そのまま欠勤、という社会人としての常識もなかなかできていなかった時期と回想されています。
合資会社まだめ企画(paperboy&co.の前身会社)の設立
会社勤めがままならなかった家入氏は22歳の時に合資会社まだめ企画を立ち上げます。
同社はサーバーホスティング事業を展開しており、当時から家入氏はゆくゆくは個人もサーバーを使う時代が来ると読んでいたようです。
その後どんどん利用者は増え、様々なチャネルから出資の話が舞い込むようになります。
設立から2年半でGMOからの資本を受け入れ、さらに事業拡大することとなりました。
2008年、同社はついにJASDAQへの上場を果たします。当時家入氏は29歳で、当時最年少での上場でした。
他事業への進出
paperboy&co.社で成功を収めた家入氏は他事業への参入していきます。
ここからが連続起業家としての華々しい始めるかと思いきや、大きな挫折からスタートします。
飲食事業での失敗
異事業への進出として、まず初めに飲食業を立ち上げます。しかし、これが大きな失敗で、これまで稼いできたお金もマイナスになるほどでした。
当時は生活もすさんでおり、バンバンお金を使っては飲み歩く生活だったようです。
最終的に飲食事業からは撤退をし、再起をはかることとなります。
社会課題起点の事業立ち上げへ
飲食事業での失敗から視野が広がり、ビジネスから社会へ目がいくようになったと言います。
その後は「現代の駆け込み寺」として若者たちが自身をアウトプットしたり、世の中の空気やしがらみが生きにくくなった人たちのコミュニティとしての「リバ邸」事業を発起したり、国内最大のクラウドファンディングサービスである「CAMPFIRE」の設立、ネットショップをすぐに作ることができる「BASE」、シードランド向け投資を行うベンチャーキャピタル「NOW」など様々は事業を立ち上げていきます。
どれも頑張る人を応援するようなサービスとなっていますね。
家入氏のこれまでの経験やその中で感じてきた想いも反映されているのかもしれません。
偉人名の資産や年収
数多くの事業を立ち上げていることから、多額の収入があることは想像に難くありませんが、具体的な数字は出てきませんでした。
paperboy&co.で成功したあとの飲食事業の失敗では10億円がマイナスになったくらいですので、当時から相当額の資産を持っていたと思われます。
偉人名の名言
「与えている人」ですかね。
これは哲学研究者の内田樹さんが言ってたことなんですけど、サッカーもボールを回す人にボールが集まってくるんだと。(お金が集まる人はどんな人か?という質問に対して)
やりたいことを やればいい。
大変な時代かもしれませんがいま踏ん張った人が未来の日本を変える。
「儲かりそうだから」って理由でビジネスを立ち上げることはすごく薄っぺらい。
極論かもしれませんが、僕にとってのリスクはただひとつ、「死ぬこと」だけです。
そのリスクさえなければ、何でもできる。
まずやってみることや、やりたいことを頑張る人を応援するようなメッセージを発信されていますね。
展開されている事業も発言とリンクされており、有言実行の実業家でいらっしゃいますね。
まとめ
シリアルアントレプレナーの家入一真氏を紹介してきました。
華々しい成功だけでなく、そのバックグラウンドにはいくつもの挫折や壁があり、それを乗り越えて来られて人物でした。
その中で、展開事業も変化したり、社会や今生きにくく感じてしまっている若者へも目を向けるなど、メッセージ性の高い活動をされていらっしゃいます。
今後も様々な事業はコミュニティを主導するリーダーの一人ではないでしょうか。
家入一馬に関する書籍
なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。
「お金がすべて」の社会のその先に。 クラウドファンディング、恩送りの社会。 資本主義のアップデートが始まる。 今、家入一真が伝えたい、新しいお金、経済の姿。 ―ささやかな助け合いから生まれる小さな物語が、クラウドファンディングの現場では日々、誕生している。 グローバル経済や商業主義、会社、学校などの既存の大きな仕組みを「大きな経済圏」と呼ぶならば、 個人レベルでつながりを持ち、支え合うコミュニティ…¥1,650(税込)