前田祐二を知る編集部オススメの一冊

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はじめに
前田氏は動画配信サービスを提供する、SHOWROOM株式会社の代表取締役社長を務める実業家であり、ベストセラーである「メモの魔力」などの執筆活動もされています。
プライベートでは女優の石原さとみとの交際でも世間を賑わせた人物ですね。
そんな前田氏の生い立ちや経歴、年収などを紹介していきます。
前田裕二氏の経歴や生い立ち
幼少期から大学卒業まで
前田氏の生い立ちはかなり壮絶なものでした。
物心のつかない3歳の時に父親と死別、8歳には母親も亡くなっています。
8歳からは親戚の家を転々とし、最終的には10歳年上のお兄様と2人暮らしをすることで落ち着きました。
兄の存在は前田氏の中でも大きく、「兄がいなければ今の自分は存在しない」とまで言っています。
そのような境遇だったため、「自分でお金を稼ぐ」必要性にいち早く気が付き、小学6年生の時には夜に駅で引き語りをしてお金を稼いでいました。
当然のことながら度々警察に補導されることがあったようですね。
前田氏は一時ぐれていた時期があり、そのことで警察沙汰、兄を泣かせてしまったことがありました。
その時から心を入れ替え、早稲田大学へ入学します。
社会人のキャリアをスタート
前田氏は早稲田大学を卒業後、新卒で外資系金融機関であるUBS証券株式会社へ入社をします。
同社はスイス最大の銀行であり、特にプライベートバンク部門の預かり資産残高は世界最大を誇っています。
ちなみに後に縁のあるディー・エヌ・エー社からも内定を取られていましたが、配属部門のヘッドにあたる宇田川宙氏のスキルを盗みたい想いから同社へ入社を決めます。
入社翌年にはアメリカ本社ニューヨークへの異動します。
金融の本場ニューヨークへアサインされるなど、社内でもトップクラスの評価をされていたことが分かりますね。
ニューヨークでも営業トップを維持し続けますが、親戚の死から0→1の価値創造への挑戦を検討し始めます。
ディー・エヌ・エーへ入社、SHOWROOMの立ち上げ
起業を検討していた前田氏は、かねてから連絡を取っていた、ディー・エヌ・エーの南場氏へ相談をされ、そこでディー・エヌ・エーへ誘われて同社へ入社をすることとなります。
その後は2013年の5月に入社、8月にはSHOWROOMの起案、11月にはローンチと異常なスピードで自身のやりたいことの実現をしていきます。
2015年には当該事業をスピンオフし、SHOWROOM株式会社を設立し、ソニー・ミュージックエンタテインメントからの出資も受け、現在の形に至りました。
現在もSHOWROOMの経営に携わりながらも、ビジネス書の執筆やメディアへの露出、タレントのプロデュースなど多岐に渡って活躍をされています。
前田裕二氏の資産や年収
前田氏の年収や資産については名言がされていません。
同氏の経営するSHOWROOM社は赤字ではありますが、税金を抑えるための措置とも言われています。
以前テレビ番組で年収の質問をされるも「全然低いですよ」とお話しをされており、そのほかのコメントからも3000万円程度ではと言われています。
一方で著書からの印税収入も入りますので、さらに大きな金額かもしれません。
前田裕二氏の逸話
ディー・エヌ・エー南場智子氏から5年口説かれた男
前田氏は新卒の際にディー・エヌ・エー社を受けており、その最終選考の場で南場氏と接点がありました。
南場氏からは「君苦労してきたでしょ」と開口一番に言われるなど、個人的なかなり深い話を限られて最終選考の場でしたそうです。
その時から南場氏は前田氏をほしい人材と認識しており、内定辞退を受けたあとも半年おきなどに連絡をとっていたと言います。
いざ前田氏が起業を考えるタイミングで、南場氏へ相談をします。
その際に南場氏は「今、起業して、お前が死ぬほど泥臭くやれば上手くいくかもしれない。けど、その可能性は著しく低い。それは事業の内容じゃなくて、人の問題。お前は”事業”を営む人間としては、まだ全くの青二才。っていうか、ぶっちゃけ今お前が考えてることなんて、おんなじことを世界で100人くらいの人が既に考えついてて、それ自体に価値はない」とぼこぼこにした上で、
「うちで、事業を立ち上げることのなんたるかを勉強して、その後、自分で起業する方が成功確率上がるし、スマートじゃん。まだ25歳でしょ」と話し、最後に「純粋に君の力が必要です。一緒に世界の頂を目指そうぜ」とオファーをします。
このようなエピソードからも日本を代表する経営者からも高く評価されたいたことが分かりますね。
石原さとみとの交際
前田氏は女優の石原さとみさんと交際をしていたとされています。
石原さんの事務所は名言はしていませんが、沖縄でのデートがスクープされていますね。
しかし、2020年10月現在では石原さんの一般会社員との結婚が報道されておりますので、どこかのタイミングで破局したと考えられます。
前田裕二氏の名言
僕は運のよさは後天的に変えられると考えます。
成功者を徹底的に見つめ、知り、要素を洗い出し、必要に応じてそれを模倣する。
才能があっても努力の向け先がわからない人、環境要因で機会に恵まれない人でも、がむしゃらに一生懸命熱意を傾ければ、何らかの形で報われる。
前田氏の生い立ちを考えるととても重たく説得力のある言葉になっている印象がありますね。
非常に前向きで、本人の捉え方次第で人生を変えていけると信じられるメッセージです。
まとめ
SHOWROOMの創業者、前田氏についてご紹介しました。
前田氏と言えば、女優の石原さとみと交際をしていた、イケメン実業家、という印象が強いかもしれませんが、その半生は一般的に見てもかなり苦しい環境で、壮絶な努力の末に今があると言えるでしょう。
SHOWROOM創業の経緯から見ても、まだまだ前田氏にとっては事業の通過点である可能性が高いでしょう。
今後も新たなサービス、ビジネスを作り出していただけるかと思います。
とても楽しみですね。
前田祐二に関する書籍
人生の勝算 (NewsPicks Book)
今、最も注目される若き起業家が生きていくための路上ライブで身につけた人生とビジネスの本質をすべて明かす―。 SNS時代を生き抜く為に必要な〝コミュニティ〟とは何か。 SNSの次の潮流である、ライブ配信サービスの最前線はどこか。 アーティスト、アイドル、モデルなどの配信が無料で視聴・応援できる。そして、誰でも配信者になれる。画期的な仮想ライブ空間の「SHOWROOM」を創り出した前田裕二の全思考。 …¥1,540(税込)