豊田章男氏の経歴や生い立ち

豊田章男氏トヨタ自動車社の創業家である豊田章一郎の息子にして、2020年現在の同社代表取締役社長です。

豊田一族の直系に当たる人物ですが、ただ世襲として会社を継いだのではなく、周囲から認められるような実績を出している人物です。

そんな豊田章男氏についてご紹介します。

トヨタ自動車入社まで

豊田氏はトヨタ自動車社長の豊田章一郎氏の長男として愛知県名古屋市で生まれました。

母方も三井銀行頭取の娘にして、三井財閥一族という、まさに華麗なる一族のもと生を受けます。

慶應義塾大学へ進学をし、在学中にはホッケーの日本男子代表にも選ばれる活躍を見せます。

あいにくオリンピックは日本のボイコットにより参加できませんでしたが、学生の時分から文武両道を高いレベルで実現していました。

大学卒業後は起業家教育に定評のあるアメリカ、バブソン大学にてMBAも取得されています

MBAを取得した後、すぐにトヨタ自動車へ入社したのではなく、アメリカの投資銀行、A. G. Becker & Co.へ入社をします。

1984年に同社を退社し、トヨタ自動車へ入社をしますが、父章一郎からは特別扱いをしないことは言われており、履歴書を提出して一社員として就業することとなります。

トヨタ自動車での活躍

章一郎の言葉通り、特別扱いをされなかった章男氏は入社後に生産管理や国内営業など社員として働きます。

その中で成果が出ず、降格人事を経験してこともありました。

章男氏の転機は1998年ゼネラルモーターズとの合弁会社NUMMIへ出向し、副社長として勤務をします。

そこから経営者としてのキャリアを歩み始めます。

その後、2000年にはトヨタ自動車の取締役、2002年には常務取締役、2003年専務取締役、2005年には副社長と昇進し、2009年についに同社社長へ就任をします

トヨタ自動車社長として

章男氏が社長に就任した2009年は同社にとって過去最大の危機に見舞われていました。

リーマンショックを受け、71年ぶりの赤字決算、翌年には世界中で大規模なリコールが発生するなど、トヨタ叩きのバッシングがあり、さらに東日本大震災の影響で工場の創業敵視となることもありました。

しかし、その後業績を回復させ、2014年には過去最高益を記録しています

業績を回復させてあともソフトバンクと業務提携をするなど、精力的に業績拡大へ手をうち、時価総額日本1位の座を守っています。

豊田章男氏の資産や年収

豊田氏の年収は14億9400万円株主配当10億4500万円役員報酬4億4900万円)と言われています。

日本最大の企業の代表取締役社長で創業家の一族ですので、納得の金額かもしれません。

資産については公表されていませんが、日本の長者番付には出ておらず、それ以下の数値であることは判明しています。

豊田章男氏の逸話

自動車レーサーとしても優れた実力を持つ章男氏

章男氏と言えば経営者の印象が強くありますが、章男氏本人も大の車好きであり、レーサーとしての腕前もかなりのものになります。

トヨタ自動車のマスターテストドライバーの成瀬弘氏からも手ほどきを受け、自身で自社製品のテストドライブをすることもあります。

なお、レーサーとして大会に参加する際には「モリゾウ」という名前で出場をしています。

これは愛・地球博のイメージキャラクターのモリゾーをもじったものと言われています。

偉人名の名言

時間を見つけては現場に顔を出して「もっと楽しいクルマをつくろうよ」と呼びかけています。

現場に一番近い社長でいたい

私が社長になってクルマを乗り回すと、たまに社内から「社長なんだから自重せよ」みたいなご批判も賜わります。しかし、自動車メーカーの社長が自分でハンドルを握って何が悪いのかという気持ちもあります。社長になってから運転機会は減りましたが、新型車の乗り心地やデザインなどを含めて私自身が運転確認して常に最高最良の商品をお届けすることが自動車メーカーの経営トップの使命と考えています。

「もっといいクルマ」と言い続けていますが、自分はそのために感性を磨いているつもりです。自分がフィルターだからです。フィルターが汚れているときれいな水は流れない。自分がもっといいクルマのフィルターになろうとすれば、いろいろな車に乗ったり人と話をしたりする必要があります。

まとめ

トヨタ自動車の現社長、豊田章男氏についてご紹介しました。

トヨタグループ創業家の御曹司ですが、現在に至るまで常人以上の努力をしてきたことが伺えます。

特に経営者であり、レーサーであるという社長が心から自動車が好きだからこそ、世界で戦える企業をリードできるのかもしれませんね。

豊田章男に関する書籍

  • 豊田章男の人間力

    09年6月、トヨタ自動車・社長就任直後に周辺人事を刷新、戦略商品「新型プリウス」を発売するなど、自動車業界存続の危機が叫ばれる昨今、常に先手を打ち続ける豊田章男。創業家に生まれ、トヨタ・メッソッドの継承者でもある”彼”の本質に迫る1冊。
    ¥1,987(税込)