星野佳路氏の経歴や生い立ち

星野佳路氏星野リゾートの代表取締役にして、ホテル界の風雲児とも言われているカリスマ経営者です。

今回は星野氏の生い立ちや経歴についてご紹介します。

家業を継ぐまで

星野氏は1960年に長野県で生まれます。

実家は100年続く温泉でしたが、当初星野氏は家業を継ごうとは少しも考えていなかったようです。

慶應義塾大学を卒業したあと、アメリカ、コーネル大学ホテル経営大学院へ進学されています。

この段階でもまだ家業を継ぐことはなく、現地アメリカのJALホテルへ就職をします。

その後、1989年父親から家業へ呼び戻され、取締役として入社することとなります。

しかし、家業であるにも関わらず父と対立し、1年で解雇されてしまいます

またアメリカへ戻り、シティバンク銀行へ入行をします。

再度、2年後の1991年に実家へ呼び戻され星野リゾート4代目社長に就任します。

星野氏曰く、ここがようやくキャリアのスタートだったということです。

ホテル界の風雲児として活躍

家業を継いだ星野氏は、そこから国土交通省より「観光カリスマ」を受領するくらいの活躍を見せます。

当初はホテルを運営しようにも人手が周囲の工場に取られてしまったり、せっかく見学にきてくれた候補者には「こんなボロボロ旅館で働きたくない」と言われてしまう始末で、人員が足りない状態だったようです。

当時は施設の改修もできる余力はなくただただ「リゾート運営の達人になる」というビジョンのもと、俗人的に社員と関係性を作って運営をされてきました。

地道な経営が実を結びつつあり、10年がかりでようやく軽井沢の経営が安定してきたところで、星野氏にとって大きな転機が訪れます。

それが、リゾナーレ小渕沢の引き取り案件でした。

今でこそリゾナーレは星野氏の手腕で生まれ変わり、大人気のホテルとなっていますが、当初は不良債権案件といわれており、銀行から何とか面倒を見てほしい、というレベルでした。

星野氏も始めは断るつもりでいたそうですが、視察に行った際の社員の方たちに心を動かされ、再建へ向けた運営を行ることとなります。

これが現在星野リゾートが得意としている、古い旅館の立て直しの第一号でした。

その後も「界」ブランドの収益化など順調に事業を拡大していきますが、また大きな変化が訪れます。

それが2011年の東日本大震災です。

これによって日本への観光客は激減、それに伴い、これまで観光業へ出資をしてきたファンドからの金もストップしてしまいました。

この経験から長期保有の投資を募れる、リートという発想が生まれ、アセットをホテルとした、星野リゾート・リート投資法人を立ち上げます。

東日本大震災の後も星のや沖縄」や「界長門」、「サーフジャックハワイなど、国内外で新たに開業し、事業を拡大しています。

2020年の新型コロナウィルスによってまた観光業は大きな打撃をうけていますが、業界をリードする星野氏の手腕で乗り越えてくれるでしょう。

星野佳路氏の家族

星野氏の奥さん

星野氏の奥さんも実はとんでもない経営者でした。

名前は星野朝子さんで、なんと日産自動車の専務執行取締役を務めています。

元々はあおぞら銀行に勤務していましたが、当時の社長であるカルロスゴーンにヘッドハンティングされて、日産へ入社されています。

この経歴、背景からも非常に優秀な方であることが伺えますね。

星野佳路氏の逸話

食事は1日1食

星野氏は50代になってから食事は夕食のみの1日1食にされているそうです。

40代で朝食をなくし、50代で昼食をなくす、という段階を経ています。

星野氏いわく、年齢によって発生する高血圧や高コレステロールのコントロールのために、食事を減らすしかないと判断されたそうです。

結果として、身体の数値も改善して健康体を手に入れているとお話しされています。

星野佳路氏の名言

経営者にとって “この会社にいてよかった” と社員から言ってもらうことほど名誉なことはありません。

人生の何年か何十年かの大切な時間を一緒に過ごすわけですから、企業として最高の組織や文化、環境をつくることが一番の責務です。

コンセプトに正解はない

私たちが考える日本の良さと、外国人旅行者が見てみたい日本は違う。

日本に期待するものを外からの目で見てみることはすごく大事なことです。

まとめ

星野氏について紹介してきました。

ホテル業界のカリスマ経営者として知られていますので、創業者と思っていた方も多いのではないでしょうか。

また、星野リゾートの得意とする旅館再生も偶然の結果だったというのも驚きですね。

間違いなく今後の観光業界をリードする方の一人でしょう。

このアフターコロナの動向もとても興味深い人物ですね。

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