藤田田氏の経歴や生い立ち

藤田田氏日本マクドナルドの創業者として有名な実業家です。

マクドナルドに加えて、トイザらスブロックバスターも創業しています。

また、ソフトバンクの孫正義氏にも大きな影響を与えている人物でもあります。

ユダヤ人との出会いと藤田商店の創業

藤田氏は高校を卒業後、日本の最高学府である東京大学へ進学をします。

そこで授業料を稼ぐために、通訳の仕事をしていました。

その時に藤田氏に大きく影響をあたえるユダヤ人と出会います

ユダヤ人は世の中的には嫌われていましたが、金融業で成功し、裕福な暮らしをしていることに、藤田氏は興味を持ちました。

彼らと仲良くなることで、その商習慣を学びます。

後に『ユダヤの商法』というベストセラーも執筆しています。

ユダヤの商法を学んだ藤田氏は在学中に企業、輸入雑貨販売店の藤田商店を立ち上げます。

藤田商店は現在も輸入事業を行って存続しています。

マクドナルド、トイザらスの創業

藤田氏は自身が創業した藤田商店の経営にいそしみますが、1971年にアメリカよりマクドナルドのフランチャイズ権を獲得、日本マクドナルドを創業します。

当時の契約は非常にユニークで、マクドナルドと藤田商店の合弁会社という形で設立し、出資比率は折半、ロイヤリティーは双方1%という取り決めで運用されていきます。

記念すべき第一店舗については、藤田氏が日本の情報発信地である銀座への出店にこだわり、本国を説得します

アメリカ本国のマクドナルド社は本国とどうように郊外型店舗を要求していました。

ちなみにこの1号店は全世界のマクドナルドでも最大の売り上げを記録するほど好調で、日本でも大きな話題となり、次々と新店舗を展開していくこととなります。

その後は都市型店舗だけではなく、本国と同様にドライブイン型、ドライブスルー型も出店し、1990年には全都道府県に出店完了をするなど、拡大期を迎えます。

マクドナルドの経営と並行して、藤田氏は1989年に玩具量販店であるトイザらスをアメリカのトイザらス本部と連携して創業をします。

2001年にマクドナルドが創業初めて赤字転落し、2002年には藤田氏は社長を辞任します。

2003年には会長職も退き、現場の一線からは離れることとなります。

亡くなる1年前まで現役で指揮を取っていた人物でした。

晩年はマクドナルドの業績が悪化してしまいましたが、それまでは日本の食文化へ変化をもたらすようなインパクトのある経営者でした。

藤田田氏の資産や年収

藤田氏はすでに亡くなっており、当時の年収の詳細情報がありませんでしたが、長者番付にも常連の人物で、資産は数千億円に上ったといわれています。

遺産金額は491億円と歴代6位の金額となっています。

藤田田氏の逸話

孫正義氏への影響

藤田氏は現ソフトバンクグループ会長である孫正義氏に大きな影響を与えています

孫氏がアメリカへ留学したことは有名ですが、アメリカで何を学ぶべきか、というヒントを藤田氏が与えていたのです。

孫氏は当時高校生で、藤田氏のことを尊敬していました。

何度も面談を頼むので、藤田氏が根負けして15分時間を取ることとなります。

その際に、藤田氏は「これからはコンピューターだ。今はこの部屋ほど大きなコンピューターしかないが、これからはもっと手軽で誰でも使えるものになる。コンピューターについてのみ勉強してきなさい」とアドバイスを送っています。

藤田氏の先見の明るさにも驚きますが、それを忠実に聞き入れた孫氏もすごいエピソードですね。

メモ魔

藤田氏はユダヤ人から影響を大きくうけていますが、その中の一つにメモを取る習慣がありました。

様々な事象をあいまいにせず正確に記憶するためのメモとのことです。

藤田氏はメモを徹底しており、常にメモ帳を持ち歩くことは当然で、家中どこででもメモができる環境を整えていたそうです。

成功者にメモ魔が多いことは知られていますが、藤田氏はその最たる例かもしれません。

藤田田氏の名言

本を読め、人と会え、街を歩け。

ベンチャービジネスは10人のうち7人が賛成するようなことをやっていたのではダメである。

むしろ10人のうち7人が反対したから注目するのだ、という考えこそ必要である。

儲けるとは何か。

簡単なことだ。

去年より売り上げを伸ばし、利潤を上げればよいのである。

これを毎年繰り返していけば、企業は必ず成長していく。

僕らはね、週に1回は立ち喰いでも良いから、蕎麦食いたい。

ウドン食いたいと思うでしょ。

マクドナルドもそんな存在になりたいんだよね。

まとめ

藤田氏についてご紹介しました。

マクドナルドの創業者として知られていますが、その創業は実はキャリアの中盤からでした。

ユダヤ人の思想やアメリカからヒット事業を引っ張ってくるなど、他の経営者と比べても特色のある人物と言えるでしょう。

日本へファストフードという概念を持ち込んだことは経済、食文化へも大きな影響ですね。

藤田田に関する書籍

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